【中国時代劇一覧】清朝を舞台にした宮廷ドラマと時代背景

華流ドラマ豆知識

中国の数ある時代劇の中でも、一番多く作られているのが清の時代を背景にした作品ではないでしょうか。

宮廷を舞台にした「瓔珞<エイラク>〜紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃〜」や「如懿伝〜紫禁城に散る宿命の王妃〜」など、超人気ドラマがそろっていますよね。

後宮のドロドロ劇が見どころの両作品ですが、他にはどんな歴史ドラマがあるのでしょうか?

この記事では、清朝を舞台にした時代劇が観たい方のために、おすすめの時代劇を歴代皇帝ごとに分けてご紹介しています。

また、清朝の歴史と時代背景をザックリまとめていますので、中国ドラマを視聴する際に、ぜひお役立てください。

清朝(1616年~1912年)

清朝の時代劇の一覧を見る前に、清朝の時代背景から見ていきましょう。

明の後に中国を支配したのが、満州族のヌルハチです。

明の後期、北方では異民族が脅威となっており、満州族のヌルハチが漢民族を制圧して後金こうきんを建国しました。その跡を継いだホンタイジが1636年に国号をと改めました。

清朝は第4代・康熙帝こうきてい、第5代・雍正帝ようせいてい、第6代・乾隆帝けんりゅうていの時代に全盛期を迎えました。

この3人は中国時代劇でおなじみだね!

乾隆帝の時代の後期になると、財政が苦しくなってきて、官僚制度も腐敗していきます。さらにイギリスとのアヘン戦争に敗れて、西洋諸国の半植民地化が始まります。

その後、孫文の辛亥革命により、1912年に宣統帝が退位して、約300年続いた清王朝は滅亡しました。

辮髪について

清を舞台にした時代劇でまず気になるのが、ラーメンマンのような髪型の「辮髪べんぱつ」ですよね。

なんでも辮髪は満州族の風習で、漢民族の男性に強要させて、服従の証にしたとか。辮髪を拒否したら即死刑になるほどの強制力があったようです。

『王家の愛 -侍女と王子たち-』や『孤高の皇妃』では、変わった辮髪スタイルが登場するよ

 
なんだかんだ言って、最初は嫌がられていた辮髪も次第に浸透していきます。

辮髪にもちょっとした流行?があったようで、清朝の前期・中期・後期では、髪を残す量に違いがあったようです。

確かにドラマによって、頭頂部を少しだけ残すスタイルもあれば、頭の後ろ半分を丸々残しているスタイルもあるよね

 
清後期には清朝に不満を持った人たちが「反清」の証として辮髪を切る人が増えていきます。

その一方で、清朝が滅亡して辮髪が廃止されても、辮髪を切るのを嫌がる人もいました。そんな様子が描かれているドラマが『鏢門ひょうもん Great Protector』です。

初代皇帝・ヌルハチ/天命帝(1616年~1626年)

孤高の皇妃

明代後期、ヌルハチがモンゴルを統一した頃から、ホンタイジの時代までを描いた時代劇です。

史実をもとにしたフィクションで、ネット小説家が時代劇を書いているという設定なのですが、ヌルハチ、ホンタイジ、ドルゴンを虜にした女真族一のモテモテ美女と皇帝たちのラブロマンスを小説家が妄想している?ような時代劇です。

【キャスト】
タン・イーシン(トンガ 役)
レイモンド・ラム(ホンタイジ 役)
チャン・ルイ(ダイシャン 役)ほか

【製作】
2017年・中国・全45話

宮廷の泪・山河の恋

こちらもツングース系の民族・女真族が登場します。初代皇帝・ヌルハチ時代から第四代・康熙帝の即位までの時代が描かれています。

異母姉妹の間でくり広げられる後宮での争いと、皇子たちの継承争いが見どころ。ホンタイジやドルゴンといったおなじみの人物が登場します。

【キャスト】
ユエン・シャンシャン(ユアル 役)
ハウィック・ラウ(ホンタイジ 役)
ハン・ドン(ドルゴン 役)ほか

【製作】
2012年・中国・全36話

第2代・ホンタイジ/崇徳帝(1627年~1643年)

皇后の記

こちらも清朝を三代にわたり支え続けた皇后・ユアルを描いた歴史ドラマです。ドルゴンの幼なじみで恋仲のユアルが後継者争いに巻き込まれて、ホンタイジの側室になるという三角関係に。

上記した2作品と同じ題材を取り上げていますが、ホンタイジやドルゴンを別のキャストが演じることで、違ったイメージのキャラが楽しめます。

【キャスト】
ジン・ティエン(ユアル 役)
ゴン・ラー(ドルゴン 役)
ニエ・ユエン(ホンタイジ 役)ほか

【製作】
2015年・中国

第3代・順治帝(1644年~1661年)

皇貴妃の宮廷

清の最盛期を築いた順治帝と皇貴妃・董小宛の愛のを描いた宮廷歴史ドラマです。

董小宛が順治帝の寵愛を受け、皇后の次の位である皇貴妃にまで上り詰めます。もちろん、そこにたどり着くまでには宮廷での妃嬪たちのバトルは避けられません!

【キャスト】
ホウ・モンヤオ(董小宛 役)
ガオ・ユンシャン(順治帝 役)
アニタ・ユン(孝庄太后 役)ほか

【製作】
2013年・中国

第4代・康熙帝(1662年~1722年)

皇帝の恋 寂寞の庭に春暮れて

8歳で皇帝になった康煕帝と、護衛として皇帝に仕える幼馴染、そして宮女・琳琅が三角関係に陥る宮廷ドラマです。

失っていた記憶を取り戻した琳琅が、愛か復讐のどちらを取るのかが見どころのひとつです。

【キャスト】
ハウィック・ラウ(康煕帝 役)
ジェン・シュアン(衛琳琅 役)
チャン・ビンビン(納蘭容若 役)ほか

【製作】
2015年・中国

龍珠伝 ラストプリンセス

明朝最後の公主が身分を知らぬまま皇帝と出会って恋に落ちるという、禁じられた愛を描いたラブ史劇です。

全62話とやや長めで、ヒロインの易歓のワガママっぷりがちょっと…

【キャスト】
ヤン・ズー(李易歓 役)
チン・ジュンジエ(康熙帝 役)
シュー・チャン(雪傾城/舒婉心 役)
マオ・ズージュン(朱慈煊 役)ほか

【製作】
2017年・中国

宮廷女官 若曦

交通事故に遭った女性が目覚めると、康熙帝の支配する清朝にタイムスリップしていた、という宮廷ロマンス史劇です。

宮廷女官として生きていく若曦が皇子たちにモテまくる、恋愛中心のストーリー展開です。

【キャスト】
リウ・シーシー(張暁/若曦 役)
ニッキー・ウー(殷正 役)
ダミアン・ラウ(康熙帝 役)
アニー・リウ(若蘭 役)ほか

【製作】
2011年・中国

続・宮廷女官 若曦 ~輪廻の恋

清の時代から現代へと舞台が代わった『宮廷女官 若曦』の続編です。

現代に戻った若曦が第四皇子にそっくりな男性と出会い、前作の登場人物も出てきてドロ沼展開になりますが、前世とはあまり繋がりがありません。

【キャスト】
リウ・シーシー(張暁/藍蘭 役)
ニッキー・ウー(殷正 役)
スン・イーチョウ(康司瀚 役)
ジャン・ジンフー(康司宇 役)ほか

【製作】
2013年・中国

第5代・雍正帝(1723年~1735年)

宮廷の茗薇<めいび> ~時をかける恋

「宮廷女官 若曦」のスタッフが手がけた新たなタイムスリップ・ラブ史劇です。

現代に住む歴女の部屋に現れた300年前の皇子と出会い、思いを募らせるあまり清朝へタイムスリップします。

若手俳優たちが出演しているからなのか、清朝で着用されていた纏足てんそくや長い爪の指甲套しこうとうをしていないので、妃嬪たちに気品が感じられません。

【キャスト】
リー・ランディー(徐薔薇 役)
ワン・アンユー(十三皇子 役)
ディン・チャオ(四皇子 役)
スン・アンコー(茗蕙 役)ほか

【製作】
2019年・中国

宮廷の諍い女

後宮で過酷な仕打ちに立ち向かい、愛を失いながらも権力を手に入れていく女性を描いた宮廷ドラマです。

これぞ宮廷愛憎劇といった感じで、最初から最後まで嫉妬にまみれたドロドロの陰謀が繰り広げられます。観ていて疲れることもありますが、それ以上に面白いのでハマること間違いなしです。

【キャスト】
スン・リー(甄嬛 役)
チェン・ジェンビン(雍正帝 役)
ラン・シー(沈眉荘 役)
タオ・シンラン(安陵容 役)ほか

【製作】
2011年・中国

第6代・乾隆帝(1736年~1795年)

瓔珞<エイラク>~紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃~

女官から皇后へと上り詰めた女性を描いた大型歴史ドラマです。

個人的に中国ドラマにハマるきっかけとなった作品です。姉の死の真相を探るために宮女になった瓔珞が、後宮で陰謀を暴いて仕返しする様子に驚きつつハマりました。

【キャスト】
ウー・ジンイェン(魏瓔珞 役)
シュー・カイ(富察傅恒 役)
ニエ・ユエン(乾隆帝 役)ほか

【製作】
2018年・中国

如懿伝〜紫禁城に散る宿命の王妃〜

陰謀渦巻く後宮で、誇り高く生きた皇后を描いた本格宮廷ドラマです。

『瓔珞』と同じく乾隆帝の時代設定で、登場人物が重なっている部分もあるので、キャラの違いなど比較しながら観るのもいいですね。

【キャスト】
ジョウ・シュン(烏拉那拉 如懿 役)
ウォレス・フォ(乾隆帝 役)
チャン・チュンニン(珂里葉特 海蘭 役)
ドン・ジエ(富察 琅嬅 役)ほか

【製作】
2016年・中国

清越坊の女たち~当家主母~

乾隆帝に献上する伝統織物を支える女性たちを描いた歴史ドラマです。

ダメ夫の代わりに家業を引き継いだ女主人が妾と反目しつつ、青年との出会いで真の愛と幸せを知りますが…。芯の強い女性が描かれています。

【キャスト】
ジアン・チンチン(沈翠喜 役)
ヤン・ロン(曽宝琴 役)
マオ・ズージュン(魏良弓 役)ほか

【製作】
2020年・中国

金枝玉葉 ~新たな王妃となりし者~

『瓔珞<エイラク>~紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃~』の番外編です。

【キャスト】
ワン・ホールン(昭華公主 役)
ワン・イージョー(福康安 役)ほか

【製作】
2019年・中国

第7代・嘉慶帝(1796年~1820年)

第8代・道光帝(1821年~1850年)

第9代・咸豊帝(1851年~1861年)

第10代・同治帝(1862年~1874年)

第11代・光緒帝(1875年~1908年)

月に咲く花の如く

清朝末期を舞台に実在した女性商人の半生を描いた歴史ドラマです。

ラブストーリーあり、ヒューマンタッチあり、さらにビジネスも学べて武侠アクションも楽しめる作品です。

【キャスト】
スン・リー(周瑩 役)
チェン・シャオ(沈星移 役)
ピーター・ホー(呉聘 役)ほか

【製作】
2017年・中国

第12代・宣統帝(1908年~1912年)

鏢門 Great Protector

清朝末期から中華民国初期を生き抜いた鏢師の姿を描いた武侠アクション歴史ドラマです。

鏢師という存在をこのドラマで初めて知りましたが、時代が移り変わっても義侠心を貫く姿に心打たれました。

【キャスト】
ウォレス・フォ(劉安順 役)
ジア・チン(路瑶婷 役)
ニー・ダーホン(路宗山 役)ほか

【製作】
2015年・中国・全38話

清の時代劇一覧

中国時代劇&清朝年表
  • 江戸時代
    初代皇帝・ヌルハチ(1616年~1626年)

    『孤高の皇妃』
    『宮廷の泪・山河の恋』
  • 第2代・ホンタイジ(1627年~1643年)

    『皇后の記』
  • 第3代・順治帝(1644年~1661年)

    『皇貴妃の宮廷』
  • 第4代・康熙帝(1662年~1722年)

    『皇帝の恋 寂寞の庭に春暮れて』
    『花散る宮廷の女たち~愛と裏切りの生涯~』
    『龍珠伝 ラストプリンセス』
    『宮廷女官 若曦』
    『続・宮廷女官 若曦 ~輪廻の恋』
  • 第5代・雍正帝(1723年~1735年)

    『宮廷の茗薇<めいび> ~時をかける恋』
    『宮廷の諍い女』
  • 第6代・乾隆帝(1736年~1795年)

    『瓔珞<エイラク>~紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃~』
    『如懿伝〜紫禁城に散る宿命の王妃〜』
    『清越坊の女たち~当家主母~』
    『金枝玉葉 ~新たな王妃となりし者~』
  • 明治時代
    第11代・光緒帝(1875年~1908年)

    『月に咲く花の如く』
  • 第12代・宣統帝(1908年~1912年)

    『鏢門(ひょうもん)Great Protector』

 
以上、清の歴史と歴代皇帝ごとのおすすめ歴史ドラマをご紹介しました。

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