華流ドラマ『半妖の司籐姫 ~運命に導かれた愛~』第11話・第12話のあらすじ・ネタバレです。
第11話 一方的な誤解
司籐が傷を負っていると気づいた秦放は、沈銀灯を引き留めるために、司籐を倒す意志があると見せかけ、”籐殺”を仕掛けられたと嘘をつきます。一方、負傷した司籐は、通りがかった福瑞に助けを求め、蔦にくるまって体力を回復させます。
宿に戻っても司籐の姿が見えないので、秦放は再び黒背山へ戻ります。そこには司籐の緑色の血痕があり、司籐は罠にかかって大けがをしたのだと推測。そこで秦放は、銀灯の前では司籐を倒す意志があると見せかけて芝居を続けます。ところが秦放が銀灯と一緒にいるのを見た司籐は、秦放が銀灯側に寝返ったと誤解します。
翌朝、司籐は懸師たちと赤傘の巣窟へ向かいますが、秦放は同行させず、家に帰るよう伝えます。お払い箱にされた秦放は、ことの顛末を司籐に説明した上で、銀灯から預かった毒薬を差し出します。すると、司籐は毒薬を飲み干してしまいます。完全な苅族ではない司籐には、この毒は効かないと言うのですが…。赤傘の巣窟に到着した司籐は、そばから離れないよう秦放に言いつけます。
第12話 善と悪
懸師たちは赤傘の巣窟で司籐を罠にはめようとしますが、逆に自分たちが穴に落とされます。そこへ別行動をしていた銀灯が赤傘の姿になって現れ、司籐に戦いを挑みます。
司籐はいつの間にか毒にやられており、劣勢に立たされます。それを見た秦放は、銀灯の味方のふりをして銀灯を油断させ、その隙に司籐が銀灯に致命傷を与えて殺そうとします。解毒するには銀灯を殺すしか方法が無いのですが、秦放は人を殺めるのは悪だと司籐を止めます。
その時、懸師たちが瓦房を発見します。瓦房は籐にくるまって精力を保っていました。司籐は瓦房を助けるため、銀灯を手にかけて赤傘の力を吸収し、毒に侵された瓦房を救出します。懸師たちは、これを機に”籐殺”を解くよう頼みますが、司籐は1946年に丘山たちが司籐の亡骸をどこへ埋めたのか聞くだけに留めます。
力を使い切った司籐は部屋に戻って眠りにつき、過去に丘山から受けた仕打ちを思い出します。
第11話・第12話の詳細と感想
司籐の強さの秘密
司籐が変異してから無敗を誇る強者になったのは、同族から能力を盗み、殺して食べていたからだと銀灯が明かしました。
秦放はその話を聞いて、司籐が善悪の区別を知らずにしたことだと思いましたが、丘山に殺し屋として育てられた司籐は、強くなるために同族を殺して亡骸を食べさせられていたのです。
司籐の誤解
秦放が寝返ったと誤解した司籐でしたが、実際は、傷を負った司籐の姿を銀灯に見られないように秦放が崖から落ちたり、洞窟に入ったことがバレないように司籐の血をきれいに片づけたりしていました。そうと知った司籐は、秦放が銀灯から託された薬を飲んでしまいます。司籐は冷静なようで、けっこう感情に左右される所があるんですね。
秦放が銀灯と一緒にいるのを見た時には、秦放からもらった靴を脱ぎ捨てるのですが、誤解だったと分かると靴を洗い始め、でも、その姿は秦放には絶対に見せたくないという可愛い一面もありました。
赤傘の正体と実力
赤傘は300年前、懸門の者に重傷を負わされて死んだとか、どこかに隠れたとか。銀灯が言うには、赤傘と司籐の力に優越はないそうですが、司籐に言わせると、苅族が変異する時、自然と能力に差が生まれ、それは容姿の美醜と同じだとか。
「変異したあとの姿が美しいほど能力が高い」という通説が苅族の中にはあって、それに準ずれば赤傘の実力は凡庸なはずだと司籐は言います。
銀灯は、もしもの時のために夫の央波に手紙を残していました。銀灯を生き返らせたいなら、秦放に会うよう託していたのです。銀灯の死を知った央波がどう出るのか気になります。
以上、『半妖の司籐姫 ~運命に導かれた愛~』第11話・第12話のあらすじ・ネタバレでした。